11月29日きづきの森@愛媛の第三回めの作業を実施しました。お天気にも恵まれて作業は順調に行われたそうです。山は秋の景色から冬の景色に変わりつつある感じですが、木々の紅葉もまだ残っていますね。初めてこの場所を訪れたのも同じ時期だったかと思います。秋から冬は空気が一層澄んでいて、すーーっと気持ちよかったことを覚えています。
さて今回もボランティアやろーぜから13名、愛媛森林ボランティアから1名、愛媛新聞社浅野様、計15人の方々が作業をしてくださいました。
以下上田先生からのご報告です。
(1)活動内容
8月30日に終了しなかった下刈り作業を行う1班と愛媛県から要請のあった急斜面地の植林に備え、地拵えを行う班との2班に分かれ活動開始。
〇1班
木柵工設置した箇所10カ所について主に下刈りとツルキリを実施。ハチやマムシもいないので安心して作業に専念できた。ソメイヨシノやヤシャブシなどの成長がよい。 あと2カ年程度すれば下刈りは終了するだろう。
〇2班
木柵工から谷に向かって下方に5~6分程度下れば、今回愛媛県から要請があった急斜面がある。一面に雑木が繁茂しており、地拵えを必要とする。植林をしていないところが300㎡程度あろうか。その中で約200㎡について植林可能と推定。4台の草刈り機を用いて雑木類を一掃した。 もう少し詳しく説明しておく。斜面は30~35度以上でしょう。土壌は少なく瓦礫が一部混ざる。しかし、点々と広葉樹の古木が残っており、それらが土砂の崩壊を防いでいる。ここに根茎が深く伸びるアカマツを植栽したら、土砂の移動はかなり防げるとみた。横一列に、さらに二段に植栽したら一掃の効果があるだろう。
〇ヤダケは、毎年根株処理などの除去をしているが、毎年新しく伸びており駆除には数年(5~6年)かかると思う。
〇アカマツの成長は旺盛。一部ではあるが、成育不良地があるので、今後施肥しながら下刈りをしていることが必要。
〇昨年から開設した作業道は、今年の台風による被害はなく、安定していた。毎年少しずつ整備して誰でも歩けるようしておきたい。将来親子による森林観察が可能。
〇きづきの森の入り口から下降に向かって植栽したコブシは、成育旺盛。早くコブシの花が咲いてほしい。
上田先生はじめやろーぜのみなさん、安藤先生、浅野さん、いつもありがとうございます。みなさんがおられるからこそのきづきの森です。
来月訪れるのが楽しみです!
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