12月15日(土)、きづきの森@愛媛の今年第3回目の森の作業が行われました。今回もボランティアやろーぜから上田先生をはじめ5名、えひめ学生森林ボランティアから安藤先生、高校生11名を含む13名、森林公園から3名、そして愛媛新聞社の浅野さん、総勢22名お集まり頂きました[E:sign03]
寒い中の作業となりましたが・・・いつもいつもありがとうございます[E:happy01]
以下上田先生からの報告です↓
12月15日作業を行いました。山での作業はどうしても天候が気になります。1週間程度のスパンで天気予報を調べているのですが、ここ3年間は一度も作業を中止をしたことがありません。今回の活動についても、朝方まで強い降雨がありましたが、作業直前には止み、伊予市上三谷の「きづきの森」が、「さあ、いらっしゃい!」と待っているようです。
(1)第1班の作業(施肥、学生ボランティア4名、上田 計5名)
・屋根から下降する作業道道下に沿って植栽されている、アカマツ、ヒラトツツジ、コブシ等の初期成長を促進するため1本当たり50グラムの施肥を実施。
・「きづきの森」造成の象徴といえる記念木エドヒガンサクラ3本も同様に約50グラム施肥する。
・ほぼ平坦な作業道の延長に沿ってアカマツ、ヤマモモ、ソメイヨシノ、コブシ、ウバメガシ等につても約50グラム施肥。さらに斜面下部に植栽したヤマモミジにも施肥を行う。
(2)第2班の作業(調査木への施肥、学生ボランティア5名、安藤、浅野計7名)
・アカマツ施肥試験調査木(40本)に同じく1本当たり50g施肥。調査木には1本毎にナンバーをつけているので、ナンバーがついているか確認しながらの作業であり、かなり手間がかかった。
(3)第3班の作業(ヤダケの根株処理、及びサルトリバラ等の駆除、学生ボランティア男1名、やろーぜ4名 計5名)
・刈り払い機及び手鎌を使用して行う。年々ヤダケの広がりが衰えているようである。夏になれば盛り返すかもしれないので油断はできない。なるべく根株の広がりを少なくするよう低い位置で切断した。
・手鎌を使用して植栽した木の付近にある灌木、雑草を丁寧に刈る。
(4)観察及び検討事項
・施肥試験木アカマツの樹高及び直径成長がよく、測定木につけているナンバー標識が見えにくくなっている(一部幹の中に針金を巻きこんでいる模様)ので、次回の測定の際取り替える必要がある。
全般に成長は良好。ただ、風の強いところなので風倒被害の発生も考慮し、3年連続施肥で止め、成長が極端に悪い部分のみワンポイント施肥を行うようにするとよい。
・屋根から舗装されていない作業道に下るところは、一部赤土が露出しており、車による荷物の運搬が困難と思われるので、県森林整備課に砂利をいれるように要請しておく。
・後は、虫の被害、ツル駆除、風害など注意して管理。近くでよく見るとエドヒガンの芽(花芽)が昨年とりは少しだけ大きいと思われる。希望的観測であるが、3月下旬が楽しみ。
以上。
今年度も大変お世話になりました。きづきの森は皆さまの温かい気持ちで支えられ成長をしてきています。次回木々たちに会えるのを楽しみしております[E:notes]
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
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