私たちくみあい船舶グループは、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、
事務所で排出される温室効果ガスのオフセットを目的とした、
岩手県釜石市の釜石版ブルーカーボン・クレジットを購入致しました。
くみあい船舶の東京事務所および、Kumiai Navigationのシンガポール事務所の両事務所での、
2023年1月から12月までの1年間の電力消費によるCO2排出量に対するブルーカーボンオフセットです。
岩手県釜石市では、3つの漁協がワカメやコンブの養殖を行っています。
海藻の養殖場は、CO2を吸収して酸素を放出し、地球温暖化対策に有効であると同時に、
魚が産卵するのに適した環境を提供してくれます。
茂みが流れを和らげたり、稚魚が敵から隠れる場所になったりするため、生態系の保護にも貢献します。
また、稚魚の餌となるプランクトンが豊富に生息するため、多様な魚の住処となり、海の生態系を支える重要な役割を果たしています。
さらに、海藻の養殖は水の浄化にも寄与します。
市の報告によれば、昨年度の養殖ワカメ・コンブから生じたブルーカーボン・クレジットは、
39.2トンでした。
釜石のワカメ養殖は1年を通して行われ、ワカメの成長には冷たい海流である北からの三陸沖に流れ込む親潮が不可欠です。
地球温暖化により海水温が上昇すると、ワカメの生育に影響が及びます。
私たちは、生物多様性保全の取り組みとして、愛媛県のきづきの森や、シンガポールの国立公園をはじめ、世界各国の森林保護活動に貢献してきました。
今後も、ブルーカーボンの創出に貢献することで、環境保護活動に積極的に参加してまいります。
As part of our CSR activity, we have purchased Blue Carbon Credits from Kamaishi, Iwate, Japan.
For the efforts to achieve global movement toward decarbonization goals, it’s offset the CO2 emissions from our offices, although I know it is a very small action.
In Kamaishi, 3 fishing cooperatives farm wakame seaweed and kelp.
The blue carbon offsets we have made will contribute to the seaweed farms of fishing industry in Kamaishi.
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