平成25年3月9日(土)、平成25年度第1回作業、抵抗性アカマツの成長調査を行いました。
ボランティアやろーぜ12名、えひめ学生ボランティア7名、愛媛新聞社・浅野様、総計20名の方々にご参加頂きました[E:sign03]成長記録をみると・・・昨年より50~80センチ成長しており、高さが100~180センチ、もう人の背の高さ以上になった木がたくさんあります[E:happy02]毎年この記録をみるのが楽しみになってきました[E:note]
以下ボランティアやろーぜ上田先生からのご報告です。
(1)管理作業について
今回の作業は、4月下旬の陽気となり、黄砂やスギ花粉の飛ぶ中でアカマツの成長調査、古くなった測定用ラベル交換及び取りつけ等を行った。
・樹高測定結果は、施肥木の平均樹高123.4㎝、無施肥木の平均樹高139.2㎝であり、施肥をしないアカマツの方が約5%程度成育していた。一般に条件さえ同一であれば、施肥した方が成長の効果は認められる。今回は逆の結果になってしまいました。このことについて、少し注釈を加えると、
①古損率を見てみると、施肥区は約28%、一方無施肥区は約12%となっている。
・幹に取り付けていたラベルの損傷が見られたので、新しいラベルと交換した。
・当初80本の測定木を設定していたが、現在70本となっている。これは、下刈りの際に誤って刈り払い機で切断し除去したものと思われる。
・今回調査木を見つけるのにかなり手間をとったので、約2メーターのヤダケの先端に朱色のテープをつけ、調査木の側に設置した。
(2)その他
・「きづきの森」造成の象徴といえる記念木エドヒガンザクラの開花は、見られるのか、注意深く蕾の有無について観察しました。3本植栽したうち、1本について蕾がありました。ただ蕾が少し小さいのと数が少ないので、今後も観察していきたい。3本とも良く成長しており、何ら問題は見当たらない。
・取材に来ていた記者が苦労しながら現地観察をしていたので、さらに簡易な作業歩道造成の必要性を感じました。本年度計画予定の作業歩道開設を下刈り時期頃に具体的に検討していきたい。
以上です。
今回はとても暖かい陽気のなかの作業で写真の皆様のお顔もとても明るいですね。いつもいつもありがとうございます。ボランティアの皆様、浅野様に支えられきづきの森も3年目を迎えました。今年もまた大きく育ってほしいです[E:happy01]
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