五感を使って楽しめる秋は、「芸術の秋」と呼ぶにふさわしい季節です。
せっかくですから、[E:wine]ワインに引き続き、ここで一気に教養を深めるためにも、文化・教養講座の第三弾は『歌劇鑑賞会』です。
とは言え、ワインなら一度や二度口にしたことはあっても、オペラとなると、一目でも見たことのある社員はあまりいません。
オペラ鑑賞を来週に控え、「初心者のための歌劇入門講座」をLunch timeに催しました。
講師の先生は、11月10日(水)旧東京音楽学校奏楽堂にて公演の『ラ・ボエーム』に主役のミミ役で出演される醍醐園佳さんです。
失礼ながら、オペラ歌手というと体格の良い方をイメージしていました。けれどもそのに現れたのは、スポットライトが当たっている訳ではないのに、キラキラ[E:shine]輝いているような、華やかな出で立ちの女性でした。
私たち会社員の日常からあまりにもかけ離れた世界のため、とっかかりがわかりません。
しーんと静まり返った雰囲気にならないよう、オペラに対してどんなイメージを持っているかなど、一人最低一つは質問や発言をしましょうと決めてスタートしました。
しかしながら、そんな心配は余所に、説明をお聞きする前から、社員の方から素朴な質問が次々と飛び出し、とても賑やかな会になりました。
そもそもオペラの定義が解らない私たちに、オペラとミュージカルの違いなどを例に、本当に初心者向けに説明してくださいます。
オペラはクラシック音楽を、オーケストラが生演奏する歌劇なのに対し、ミュージカルはポピュラー音楽を基調として、歌だけでなく、セリフと踊りが組み合わさった演出のもので、歌の発声も違うとのことでした。
ご出演者ならでは、どんな楽譜を使われているか、現物を見せていただきました。
書き込みもいっぱいです。 これを丸ごと1冊覚えるそうです。
イタリア、ドイツなどの欧米では、小さな街でも必ずといっていいほどオペラハウスがあり、大衆に身近なエンターテイメントだそうです。
と説明を受けたところで、子どもの頃Londonで、村の子ども(B)役で、オペラ『マダム・バタフライ』に出演したことのある森島。
その時の様子を一生懸命語ってくれました。
日本では、まだまだ身近な存在といい難いオペラですが、この講義のお蔭でぐぐっと音楽芸術に近寄れたのではないでしょうか。
また、どんな服装が適切かという質問には、せっかく優雅な時間を過ごしに行くので、自らがきちんとしたほうが気分よく鑑賞できるのではとのこと。また、遅刻をしてしまうと、途中入場は難しく、1幕が終わるまで、席につけないそうですから、時間に余裕を持って出かけましょうとアドバイスいただきました。
当日みなさんも、そのような余裕と心持ちで、優雅に出かけましょう!楽しみです!!!
東京室内歌劇場コンサート
~愛に生き、愛に死ぬ~
プッチーニとレオンカヴァッロの描くボヘミアンたち
日 時: 11月10日 18:30開演
会 場: 旧奏楽堂(上野公園内)
演 目: プッチーニ「ラ・ボエーム」3、4幕抜粋
ミミ役 : 醍醐園佳さん
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